|
6月30日にデビュー作となるノベルス『親友以上』が発売になります。デビューのきっかけを教えてください。 |
|
一作小説を書き上げたので、せっかくだからと投稿してみたところ、担当さんからお電話頂きました。びっくりしました。 |
主人公・圭介がずっと親友だと思っていた右京から告白され拒絶し、数年後に仕事で再会して──、というお話ですが、このお話を書くことになったきっかけはなんですか? |
|
主人公たちは学生の頃書いていた小説の登場人物で、成長したらこんな感じかな、とおぼろげに考えていたものが形になりました。 |
圭介と右京について、イメージしたものや裏設定などについてコメントをお願いいたします。 |
|
圭介:普通の人。周りに個性的な人が多いけど、ごくごく一般的なタイプ。しっかり者の妹が一人いて、口では敵わない、なんていう設定がありました。 右京:基本的に一人で生きていける人。集団に馴染まないので、ある程度一人でできる仕事にしか就けないと思います。義父と母の間に年の離れた弟が一人。 |
『親友以上』にはメインのふたり以外にも魅力も充分で個性的なキャラクターがたくさん出てきますが、作品の制作はキャラクター作りから始めますか? 今回の『親友以上』ができるまでの流れを教えてください。 |
|
今回はキャラクターが先にできていました。途中で突然出てきたキャラクターもいますが。数人のキャラクターと設定から話を作ることが多い気がします。 |
圭介と右京の通っていた学校には寮がありましたが、「寮生活」に何か思い入れはありますか? |
|
寮生活をしたことは残念ながらないのですが、小説にしろ漫画にしろ面白い作品がたくさんあるので、一度はしてみたかったなぁという憧れがあります。 |
右京は新進気鋭のフォトグラファー、圭介は銀行員です。それぞれその職業を選んだ理由はなんですか? |
|
右京はフリーランスの仕事、圭介は父親が銀行員だという設定があったので、こうなりました。 |
右京はアメリカへ行きフォトグラファーの勉強をしましたが、野坂先生はどこかの国へなにか学びに行きたいものはありますか? |
|
英語圏で英会話でも…言いたいことが英語で言えたら、旅行がもっと楽しくなりそうです。 |
執筆中に楽しかったこと、苦労されたことを教えていただけますか? |
|
楽しかったこと:書き終わった後の終わった感が好きです。 苦労したこと:時間がなかったので、あわあわしてました。 |
『親友以上』の中で、読者のみなさまにぜひ注目していただきたいポイントを教えてください。 |
|
親友だったから無意識でもお互い近い存在なのに、気持ちを隠して遠くなっている、近いのに遠い……そんなところでしょうか。 |
|
ペンネームの由来を教えてください。 |
|
たぶんペンネームが決められなくて投函できなくなるなと思い、どこかで使おうと考えていたキャラクター用の名前で投稿しました。そしてそのままです。 |
小説を書き始めたきっかけはなんでしたか? 一番最初に書かれたのはどんな物語だったのでしょうか? |
|
大好きな作家さんのようなお話が書きたい、というのがきっかけだったと思います。一番最初に書いたのは、たしか学園推理小説みたいな話です。 |
普段読まれる本はどのようなジャンルが多いですか? 今までで特に影響を受けた作品がありましたら教えてください。 |
|
小説と対談、それと漫画が多いです。 影響を受けたのは村上春樹、氷室冴子の作品など。 |
一番好きな攻・受のタイプ、シチュエーションを教えてください。 |
|
無口であんまりしゃべらない攻と健気な受が好きなようです。なかなか気持ちを口にできないというお話が好きです。 |
お仕事中、これだけは欠かせないという心の支えや癒しはありますか? |
|
書いているときはお菓子をたくさん食べてしまいます。お菓子を買い込まないように気をつけてます。欠かせないというか、欠かした方がいいような……。 |
最近ハマっていることや、気になっていることがありましたら教えてください。 |
|
スマホが気になります、ほしいです。 |
野坂先生にとって『萌え』とはなんですか? |
|
ツボみたいなものでしょうか……萌えるとスッキリします。アルファ波出てるのかな? |
小説をご執筆されるにあたって、最も大切にしているのはどんなことでしょうか。 |
|
客観性を心掛けていますが、難しいです。 |
今、書きたい・挑戦してみたいストーリーはありますか? |
|
好きな人しか目に入らない、視野と心の狭い攻が出てくる話をいつか書いてみたいです。あと伝奇もどきのお話。 BLじゃないですけど、戦闘ものも書いてみたいです。 |
最後に、読者のみなさまへメッセージをお願いいたします。 |
|
読んで楽しめるお話にできたら、と思いながら書きました。お手に取っていただければ嬉しいです。 |
|