b's-garden | 特設 :芹原ゆうき先生 初コミックス『キミひとりじめ』発売記念特集

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SHY NOVELS『焦燥』

2008年2月に『誘惑』でデビューした藤代葎先生の最新作『焦燥』が4月30日に発売しました!
デビューから三作目となる今作『焦燥』の見どころと魅力を藤代先生のインタビューも交えてお届けいたします!ゆっくりお楽しみくださいね☆

私立櫻丘学園高等寮

 4月30日発売

 SHY NOVELS『焦燥』
 デリカシーのない刑事×ポーカーフェイスのカウンセラー

 
~あらすじ~
「どれほどこの身体が欲しかったか」
臨床心理士の東宮紘柾にはひどく苦手な男がいる。無神経でデリカシーのない四谷署の刑事・住吉だ。かつて過ちから一夜を住吉と共にした東宮だったが、住吉の節操のなさを知ってからは、関係を絶っていた。ところが、ある事件の被害者が東宮のカウンセリングを受けていたことから、再び顔を合わせるようになる。 今度はもう逃がさない。強引に迫ってくる住吉を冷たくあしらう東宮だったが!?
 

  烏丸 旭 伊達 洸貴
名前 東宮 紘柾
(とうみやひろまさ)
住吉 孝三
(すみよしこうぞう)
身長 175cm 185cm
職業 臨床心理士 刑事
涼やかで真面目な人柄で、人に警戒心を与えない臨床心理士には適した容姿と雰囲気を持つ。細いシルバーフレームの眼鏡を着用している。自分の気持ちを伝えることが苦手。 厚みのある体つきに攻撃的な雰囲気をあわせ持つ、無神経で無作法な男。マイルールで生きている。その荒々しく強引な性格・態度には上司も部下も手を焼いている。

 

臨床心理士という繊細な職業の東宮と、豪快で奔放な刑事・住吉。
対立したりほだされたり、また対立したり…と焦れったいふたりの恋愛模様がお楽しみの今作ですが、物語は一筋縄ではいかない『謎』を含んでいます。『焦燥』を読む上で欠かせない3つのポイントを挙げてみました!
 


   【point1. 東宮のカウンセリング】
   2LDKのマンションを自宅兼オフィスとして2年前から使用しており、病院勤務の傍ら、
   週二日だけ自宅でカウンセリングを行っている。2ヶ月前まで住吉もカウンセリングに通っていた。
   現在は八歳の少女・麻美が頻繁にカウンセリングに訪れている。
   自宅も兼ねているので、夜遅くには寝間着姿の東宮が出てくることも。
   

   【point.2 東宮と住吉の関係】
   ある事件により、上司からカウンセリングを受けることを命じられた住吉は、それがきっかけで東宮と知りあった。
   そして、住吉と一夜を共にした東宮だが、住吉の女性関係を知り、関係を絶つのだが……。
   

   【point.3 植村道生と植村幸生】
   双子の兄・幸生と弟・道生。色気漂うその美貌は、泣きぼくろ以外うりふたつ。
   道生はかつて一度だけ東宮のカウンセリングを受けに来たことがある。
   だが、その半月後に変死してしまう。
   住吉と東宮は道夫の死を気掛かりに思うのだが…
   



事件の真相とは? そして東宮と住吉は無事結ばれるのか…!? どうぞご覧ください!!
 



『焦燥』の発売を記念して著者である藤代先生にインタビューにお答えいただきました!
『焦燥』の見どころやお話作りの秘密まで教えてくれました~☆


------ 藤代葎先生インタビュー ------


Q.4月30日に『焦燥』が発売されましたが、おすすめのポイントはどこでしょう?
A.火サス風味なところでしょうか。あと、攻と受の会話シーンでは、毎回台詞回しとか気を使います。


Q.『焦燥』でデビュー3作めとなりました。1作めと比べて心境の変化などはありますか?
A.今回のあとがきにも書きましたが、緊張が多少緩んだのか、楽しむことができました。一作目は特にいっぱいいっぱいで楽しむどころではなかったので。


Q.3作品を並べてみますと、『警護官と大企業の社長』『心に傷を持つ青年とカメラマン』『刑事と臨床心理士』と実にバラエティーに富んだ人々が描かれていますが、登場人物の設定はどのように決められているのでしょうか。モデルがいるのでしょうか?
A.モデルはいません。最初にこんな話を書こうと大雑把に決めてから、キャラの職業や背景を考えます。そういえば一作目は、「ボディガード受にしましょう」と担当様からリクエストいただきました。

Q.書きやすい、もしくは書きにくかったキャラクターはいますか?
A.書きやすかったのは、住吉の部下、木下です。書きにくかったのは、しいてあげれば受の東宮かもしれません。つんつん度合いとか、結構難しかったです。


Q.お話のネタはどのようなときに思いつかれますか?
A.最初にネタを思いつくときは、なにかをしているときにふと、という感じです。
寝る前だったり、ゲームをしているときだったりといろいろですが、その時点でざっと終わりまでメモしてしまいます。その後、プロットを立てる段階になって、メモを片手にパソコンの前で四苦八苦します。

Q.『焦燥』のご執筆作業がとても楽しかったとあとがきにありましたが、具体的にどのようなことが楽しかったのかお聞きしてもいいですか?
A.明確にはわかりませんが、たぶん、火サス風味だったからかもしれません。あとはやっぱり、緊張がちょっと緩んだのかも。

Q.逆に、ご執筆中に苦労されるのはどのようなことでしょう?
A.楽しかったというのと矛盾するみたいですが、どれも苦労しています。基本的に、「これは駄目だ」「こういうのはないって」と常に消去法のような、セルフ突っ込み的な書き方をしてしまうので。
それが少ないほど、比例して楽しくなるというオチです。

Q.書店さんなどでご自身の本が並んでいるのを見られたときはいかがでしたか?
A.ただどきどきしました。

Q.お休みの日はどのように過ごされていますか?
A.友だちと出かけます。が、最近は原稿に向かうことが多かったです。

Q.普段はお勤め先の研究所で、個性的な研究員の方々に囲まれているとあとがきにありました。研究所での出来事が小説に反映されたことはありますか?
A.まったくないです。いつか研究員が主役の話を書く機会があれば……たぶん、ないと思いますが。

Q.『焦燥』のなかで、「自分が自分じゃなくて、もしかしたら他の誰かなのかもしれない――」というフレーズが印象的であり、物語の上でのキーワードにもなっていますが、先生ご自身そのように感じられるときはありますか?
A.似たようなことはあります。
「なんで私こんなことしてるの? ここにいるの? ていうか、なにこれ」と、仕事で帰りが遅くなったときや、家にいたのに呼び出されたときなんか思います……って、ぜんぜんちがいますか。

Q.先生は旅行が趣味と聞きました。今狙っている場所はありますか?
A.北海道! じつは行ったことありません。

Q.「こんなお話を書いてみたい!」という設定がありましたら教えてください。
A.直球のメロドラマ。

Q.読者のみなさまにメッセージをお願いします。
A.拙い作品をお読みいただき、ありがとうございます。少しでも楽しんでいただけたらこれ以上の喜びはありません。


藤代先生ありがとうございました!


SHY NOVELS 『誘惑』

 やり手社長美貌の警護官×

 
~あらすじ~
日本有数の警護会社HSC、ハデスセキュリティカンパニーに警護員として勤める咲坂諒一は、怜悧な美貌と冷静な頭脳の持ち主だ。けれど、そんな咲坂のペースを乱す男が現れた。容姿、能力に恵まれた不遜な男、柳瀬芳成だ。柳瀬宛に送られてくる脅迫状を心配した秘書が、HSCに警護を依頼したのだ。男の色気と自信を漂わせる柳瀬は、秘書を装い警護についた咲坂をなにかと挑発してくる。何を考えているのかわからない柳瀬の態度に苛立つ咲坂だが、ある夜、柳瀬の第一秘書が何者かに襲われて…!?
 

咲坂諒一(さきさかりょういち)
28歳。HSC(ハデスセキュリティーカンパニー)に所属する警護官として勤務している。スレンダーで整ったその容姿は、男女問わずクライアントを『悩殺』するが、咲坂自身は容姿のことを言われるのを最も嫌っている。

柳瀬芳成(やなせよしなり)
32歳。日本屈指の大手建設会社『柳瀬建設』の3代目社長。色男の言葉通り美貌と色気を持ち、強烈な印象を与える。隙がなく、傲慢な態度の敏腕社長だが、若いときは現場でも働いていた。









SHY NOVELS 『スイートセプテンバー』

 夢を失ったカメラマン×心に傷を負った青年

 
~あらすじ~
「俺、ここにいてもいいですか?」
誰も自分を知らないところでやり直したい、そう願った御崎夏南は、幼い頃に一度だけ訪れたことのある海辺の町に降りた。そこで気難しいうえに偏屈なカメラマン、橋場洸陽のコテージに住み込みで、家事雑用の仕事をすることになる。過去から逃げてきた夏南。怪我によりカメラマンとしてのキャリアと同時に希望も失った橋場。傷ついたふたりの出逢いは、やがて新たな希望をもたらすのだが……!?
 

御崎可南(みさきかなん)
21歳。母親から軽蔑され、従兄弟の晋也に裏切られ行き場を失っても、「新しくやり直す」希望を持ち続けている。料理・洗濯・掃除・ガーデニングまで完璧にこなし、明るく前向きなその姿は周囲を幸せな気持ちにさせる。

橋場洸陽(はしばこうよう)
30歳。将来有望な若手風景カメラマンとして活躍していたが、撮影中の事故で右半身が不自由な身となってしまう。それ以降カメラとは距離を置き、酒に溺れ荒んだ生活を送っていたが、可南と触れ合うことで心を取り戻す。








みなさん、特集は楽しんで頂けましたか?
これからも藤代先生の活躍から目が離せませんね☆