『オール・スマイル』ってどんなお話?
「僕はおまえにふさわしくない。別れよう」
社会人として一通りのスキルを身につけた吾妻。だけど、一通りの仕事を身につけたからこそ見えてくる自分の限界のようなものを吾妻は感じちゃいます。そんな時、吾妻は伊万里がヘッドハンティングされてる事実を偶然知ってしまうのです! そして、過保護すぎるほどの伊万里の愛情。吾妻が伊万里と自分の間に壁のようなものを感じたとき、吾妻は伊万里が原因で窮地に!? 俺だって男だ。守られたいわけじゃない。そう思う吾妻に伊万里は別れを告げるのですが……!!
吾妻が葛藤する姿、伊万里が悩む姿は苦しそうだし、読んでてつらかったりするのですが、だからこそふたりが幸せになったとき、カタルシスもあるんですよね。
う~ん、主人公が苦しむ姿ってなんだか乙女ツボ?!
と思う私なのですが、皆さんはどうなのでしょう?
シリーズ最後の今回は伊万里くんのあっつ~い恋心が透けている台詞を紹介です!
「おまえが初恋みたいなものだ。人を好きになるのが、こんなに楽しいなんて、知らなかった。
おまえのことを考えているだけで、幸せな気分になれた。空気の色まで変わって見えたよ」………熱烈です、伊万里さん!だからこそちょっと行き過ぎたりもしたのかもしれませんね。
最初は無口すぎて謎の部分も多かった伊万里さんですが、
今回の作品を読み終えたら、きっと印象は変わるのではないでしょうか。
伊万里はとっても可愛い男なのです。(たぶん……)
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