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7月2日に最新刊『ふくろうくんとカレ』が発売になりました。今の率直なお気持ちを聞かせてください。 |
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「長くかかっちゃったなァ」です。クラフトの連載だと年4話進行ですので。
でもって「一冊になってうれしい」です!! |
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今作は『チュチュンがチュン』の主人公、雀ことチュンの婚約者(!?)だった白鳥が主役のスピンオフ作品です。カバーのコメントでも白鳥について触れていらっしゃいますが、白鳥誕生のきっかけを教えていただけますか? |
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単純にタカのライバルがいた方が燃えるよね、と思って考えたのが白鳥です。しかもタカとは正反対なキャラが良いよねと。とりあえず「美形」と思い描きながらキャララフ描いてみましたがただの美形じゃどうもしっくりこなくて、いっそクソ生意気を前面に出してみようと描いたら非常にしっくりきて、出来上がったのが今の白鳥麗一です。 |
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白鳥のお相手に登場したのは、おとなしそうな雰囲気の梟(ふくろう)です。俺様キャラの白鳥相手として、梟はこんなキャラにしよう、とか考えたのでしょうか? |
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元々、白鳥はチュンにふられたら、その後、もっさい子とくっつくのが面白いかなと思ってました。キャラクターとしては想像通りでしたが、考えてたより気の強い子になりました。もっと白鳥にふり回される予定だったんですが、ネーム描くうちに強い梟くんになっていきました。 |
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オレ様で、自信家で、スキャンダルの絶えない男・白鳥麗一!
山本先生が考える、白鳥の魅力とはなんでしょうか? |
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魅力…。エネルギッシュ(笑)夢を夢で終わらせず実現してしまうとこはかっこいい…と、自分で描いててアレですが。
でも欠点があるんだよ、っていうのがより魅力的にするんじゃないかと思います。
完ペキなのは面白くない。 |
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『チュチュンがチュン』では森野雀に大鷹大輔、『ふくろうくんとカレ』では白鳥麗一に梟年和というふうに、キャラクターの名前が鳥に関係しています。各キャラクターのイメージになっているのでしょうか? また山本先生ご自身を鳥に喩えたらなにになると思いますか? |
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「チュチュンがチュン」の主要キャラは絶対、鳥の名前が入ってました。
それは私が鳥好きだからなのですが。鳥のイメージ=キャラのイメージにはしてます。
「白鳥麗一」なんて実際いるわけないと思うんですが(いたらすごい)白鳥にはピッタリだと思います(笑)
ちなみに自分を鳥にたとえるとしたらペンギン…体に凹凸の無いとこが。 |
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白鳥はプロ野球選手でした。雑誌の著者コメントなどでもよく話題をお見かけします。山本先生は野球がお好きですが、漫画としてご執筆されるとき、注意されることはなんですか? |
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注意するのはこれはBLマンガだぞということです。ガチで野球描いちゃダメと思いながらネームします。
いえ、ガチで描く技量も無いんですが。
楽しいのは野球ネタを描くだけで本当にただ楽しいこと。難しいのは動作を描くことです。投げる真似を自分でして手や足の位置などを確認しながら描いていました。それでも間違えたりしてましたが…。 |
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残念ながらボツになったネタや、入りきらなかったエピソードがありましたらぜひ教えてください! |
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タカとの対決(野球シーン)はもっと描きたかったです。
あと、タカの家にチュンがあいさつに行くエピソードは入れたかったんですが、このマンガには関係ないなァと思って入れませんでした。 |
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PNの由来を教えてください。 |
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プロレスラーの山本小鉄さんからそのままパクらせていただきました。
それに「子」をつけて女子らしく。
ちなみにデビューにあたり友人が付けてくれたPNです。 |
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山本先生が今一番はまっているものはありますか? |
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はまっているのはプロ野球…というのもワンパターンなんですが、他にもコレといってないので野球観戦です。理由は野球が面白いからです。9回2アウトからでも逆転できたりするのが劇的です。そういう時は飛び上がって叫んでストレス解消にもなります。負けてる場合は逆ですが。 |
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お仕事中、これだけは欠かせないという癒しや心の支えはありますか? |
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欠かせないのは音楽。心のいやしは飼っているインコです。 |
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BL以外にもたくさんの作品を描かれる山本先生にとって『萌え』とはなんでしょう? そのなかでもBLとはどんなものでしょうか? |
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マンガを描く上での原動力とかです。
BLとは…「萌え」を叶えるものでしょうか。
…ということはBLを描いてるのは私にとっていいことなんでしょうね(笑) |
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最後に、読者のみなさまにメッセージをお願いします。 |
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「ふくろうくんとカレ」相変わらずシュミ丸出しで描きましたが、よろしければ読んでください。そしてちょびっとでも萌えていただければ幸せです。
最後に、こういう本格的なQ&Aは慣れてなくて面白いこともいえなくて申し訳ありませんでした。 |