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4月26日にHertZ Seriesで初コミックス『王子の箱庭』が発売となります。今の率直なお気持ちを聞かせてください。 |
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とても嬉しいです。でも私がコミックス出してもいいのかなっていう気持ちもちょっとあります。 |
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表題作『王子の箱庭』は、かつてお金持ち一家の息子だった譲が、世話係だった岩瀬と再会して監禁されてしまうというドラマチックなストーリーです。このお話を描くことになったきっかけを教えてください。 |
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全ての世話をされるとか、鎖で繋がれてるとか、退廃的なシチュエーションが好きなので詰め込みました。元お坊ちゃん設定は後付けでしたが、立場逆転も萌えるなと思い付け加えました。
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表紙カバーとても素敵でした! 各話の扉ページもそうなのですが、強く目が惹き付けられます。漫画もテンポのいい展開で一気に読んでしまって、続きは!? と連載中は続きが待ち遠しかった読者さまも多くいたようです。緒川先生は魅力的な「見せ方」をお持ちだと思うのですが、見せることへのこだわりがありましたら教えてください。
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ありがとうございます。見せ方のこだわりかは分かりませんが、けだるげなシーンや人間を描くのが好きなので、必然とそういうシーンが多いように思います。
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同時収録されている作品『断熱線上の鼓動』。HertZ初登場となった作品のこちらは、一線を引いた秋と千歳の距離感を描いた作品です。このお話はどのようにして生まれたのでしょうか?
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初めて商業誌に載せてもらう上に前後編だったので、なにかストックないかなと探し選んだのがこれでした。生まれたきっかけは覚えていませんが、水面下での駆け引きみたいなのが描きたかったんだと思います。
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『王子の箱庭』では鎖、『断熱線上の鼓動』ではボーダーライン など、各作品ごとに印象的なキーワードがあるように感じました。 ストーリーを作るときになにか心がけていることがありましたら教えてください。
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お話を作る時はひとつキーワードを決めて、モノローグなどがそれに添うようにすれば、なんとか話がまとまってくれるんじゃないかと思って作っています。
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緒川先生の描かれるキャラクターには、思わず見とれてしまう笑顔の裏にとんでもない狂気を孕んでいる…などのギャップがあり、そこが魅力のひとつだなと思います! キャラクターを作る上で緒川先生が大事にされていることはなんでしょうか?
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ちょっとイカれていたり、病んでいたり、屈折していたりする人間を描くのが好きですが、やっぱり根底には相手へのラブがなきゃね! と思います。
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コミックスに納めきれなかったり、没になってしまった裏設定やエピソードがありましたらぜひ教えてください。
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納めきれなかったとは違いますが、3話目が急展開だったので、もう少しページを割いてゆっくり展開させればよかったかなーとは思います。譲が岩瀬に心を許して甘えるところとか、もっとしっかり描けばよかったです。
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すでに『HertZ』49号から緒川先生の新連載『このおれがおまえなんか好きなわけない』が始まっております! どのようなストーリーなのかちょこっとご紹介いただけますか?
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プライドの高い主人公が因縁のある攻と再会して、好き…! 好きじゃない!! って馬鹿な感じでうだうだやってる話です。タイトルからも分かるとおりの王道学園ラブコメディです。前回がギスギスした話だったので、今回は明るいお話が描きたいと思い描きました。
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『王子の箱庭』を読者のみなさまに読んでいただく上で、注目していただきたいシーンを教えてください。
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えっ…、なんだろう、とりあえず自分的に萌えるシーンは散りばめたつもりです。
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PNの由来を教えてください。
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読み易くて短くて普通の名前がいいと思い考えました。
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緒川先生がこれまで漫画を描く上で、影響を受けたりリスペクトしているものはありますか? 理由もあわせて教えてください。
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子供向けに作られたものには全ての基礎が詰まっていると思うので、とても参考になります。
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今まで漫画を描いていて嬉しかったことや楽しかったことはなんでしょうか?
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やはり漫画を読んでくださった方から面白かったや好きといった言葉を頂けるのが一番嬉しいです。
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最も好きな攻&受のタイプ、シチューションについてぜひ語ってください!
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人間的に出来てる攻と人間的に出来てない受というのが私の中でパターン化しつつあります。
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最後に、読者のみなさまにメッセージをお願いします。
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拙い作品ですが、読んだ方に少しでも気に入っていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
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