コミックス『あたためてくれるひと。』はじめ、作品に対しての質問です。
10月1日に『あたためてくれるひと。』が発売となります。今の率直なお気持ちを聞かせてください。
うれしいです!とても!とても!!
カバーの雰囲気がとてもあたたかみがあり、かわいいです! コミックス化が決まったときから構図など考えていらっしゃったのでしょうか?
お話をいただいたときから少しずつですが考えていました。ご飯を食べながらとか、お風呂に入りながらとか。集中力がないので何かをしながらの方が思いつくという…
毎日コンビニばかりの佐々木に岡がおせっかいをかけるところからお話は始まります。『あたためてくれるひと。』はどのようにして生まれたのでしょうか?
コンビニで親子丼を買ったんですよね。そしたらそれがすごくおいしくて。コンビニの親子丼はこんなに進化していたのかと。
それがきっかけだと言ったら怒られますかね笑
コンビニの親子丼がつなぐ恋っていうのも面白いかなと。
スタイリストを目指してアシスタント中の佐々木と、調理師学校に通うコンビニバイトの岡。極端にタイプの違うふたりがメインキャラクターです。キャラクターを作る上で気を付けたことや心がけたことはありますか?
お互いに自分にないものを持っていること、ですかね。岡は佐々木のように明るくないしコミュニケーション能力は高くないと思うんですよね。逆に佐々木は岡のように落ち着いていないし料理もからっきし。
自分にないものを持っている人ってそれだけで魅力的だなと。
カバーイラストにも描かれていますし、作中にも岡お手製のおいしそうな料理がたくさん登場します。料理ができる男子はそれだけでポイントが高いと思います。ヤスエイ先生が考える料理上手男子の魅力を教えてください。
ゴツゴツした男の人の手が器用に野菜を切ったり、盛り付けたり、その姿を想像するだけで萌えます。それと、料理をするときにシャツの袖をまくったときの腕ですかね(マニアックですいません)
コミックスに納めきれなかったエピソードや、製作中の秘話などありましたらぜひ教えてください!
秘話というか、食べ物が登場するシーンのときはお腹がすいて同じものを作ったりしてました。親子丼はもちろん和風のオムライスとか。
『あたためてくれるひと。』を読者のみなさまに読んでいただく上で、注目していただきたいシーンを教えてください。
佐々木と岡のシーンではないんですが、5話目冒頭のコンビニでの岡と水島のやりとりが気に入ってます。
水島がただの女子高生好きじゃなかったんだなって思ってもらえると思います笑
ヤスエイ先生ご本人に関する質問です。
漫画を描き始めたきっかけはなんですか?
絵を描く事が好きだったんだと思うんですけど、なんで漫画を描き始めたのかは覚えてないですね。
最初に描いた漫画は小学校の時で、友達同士で遊園地に行くだけの漫画でした。
しかもコマ割りとかができなくて遊園地に行く前にやめてしまったんですよね笑
PNの由来を教えてください。
「野洲」という地名が好きで。ヤス…ヤス…ヤスエイにしよう!みたいな感じです。
漫画を描く上で影響を受けたり、リスペクトしているもの(作家様、本、音楽、映画などなんでも)はありますか? 理由もあわせて教えてください。
たくさんあります。漫画はそれこそ読んできたものすべてに影響されているような気がします。小説も然り。
音楽もたくさん聞きますが、昔から聞いているのはスピッツの楽曲。
草野さんのあたたかみのある声と不思議な歌の雰囲気が大好きで。少なからず影響は受けているような気がします。
ヤスエイ先生にとって萌とはどんなものですか?
それを感じるときが幸せ。辛い時悲しい時でも萌があると浮き上がれる気がします。
最後に、読者のみなさまにメッセージをお願いします。
いろいろと拙い部分も多いかと思いますが、仕事で疲れたときや悲しいことがあったときにちょっとでもほっこりしてもらえたらうれしいです。