あらすじ
十年間の片想いを乗り越えて、保孝の親友から恋人になった陸郎。
だけど、恋をするのは難しくて、友達のままなら我慢できたことも、
一度気持ちが溢れてしまうと、嫉妬も独占欲も止められなくなる。
好きなのに、好きだからこそ、相手を傷つけてしまう。
保孝は泣いて友達でいたいって言っていたのに……
親友で、恋人で──想いに揺れ続けるふたりが出した結論は!?
著者オススメシーン
お気に入りのシーンはふたり+甥っ子ちゃんの河原のシーンです。
夕焼けとか河原とか小さい子供とかの好きなものてんこもりに描きました。
ふたりの会話も込みで気に入ってます。あーこのシーンかーと思いながら読んでいただければ。
『今宵おまえと 最終章』に関する質問です。
『今宵おまえと』の最終章が4月1日、ついに発売です! 今のお気持ちを教えてください。
ただひたすら嬉しいです。どのお話も1冊に纏まる時は、手放しで嬉しいです。
たくさんたくさんすれ違ってきた陸郎と保孝ですが、ようやく今作でふたりが選んだラストを見ることができます! 三年にわたる連載中、予想していなかった展開などはありましたか?
私はだいたい最初に引いたレールからストーリーが変わるということが、余りないので、うーーん…と考えてみましたが、予定より陸郎が融通が利かない人になったような気がするような?
コミックスのカバーでは巻数が進むと同時にふたりの距離も変化しています。カバーの構図はどうやって決めたのでしょう?
最初はまっすぐ前を向いて、最後は向かい合わせには決めてました。真中は…その間を取って(笑)。
コミックスの一冊目の発売時のインタビューでは「他愛ない妄想から」思いついた作品だとおっしゃっていましたが、描いていて楽しかったところ、苦労されたところはどんなところですか?
描いていて楽しかったのは片瀬さんの大食い描写です(笑)。後は陸郎の妄想を妄想するのが好きでした(笑)。
妄想といえば、陸郎の妄想力はたくましいですが、あの妄想はどんなふうに考えつくのでしょうか?
世の男子の妄想は多分もっと凄いと思うんですが、大体実際聞いたりした下ネタを思い出しつつ、やり過ぎないようにちょっと上品にしてみたりが多いです。
なにげに加藤くんも人気でした。加藤くんはこの先幸せになる予定はあるのでしょうか?
加藤君の幸せは、すみませんこれっぽっちも考えてなかったです。我ながら酷いです、すみません! 加藤君不憫…。彼には案外年下の性格の良すぎるくらいの子がお似合いかもしれないですね、きっとツンデレてくれると思います。
木下先生の作品には幼馴染みや親友といったテーマが比較的多いようでが、近い設定になったとき、どんな点を意識してご執筆されますか?
そんなに意識はしていないのです。私は何度でも同じ萌えを手を変え
品を変え描きたい性質で、一度考えたキャラクターや話も何回もいろんなところを
変えて、ひとりで妄想して遊んだりします。多分無人島にいっても暇つぶしの苦労は
しないような気がします。
作中で描ききれなかったエピソードや、裏設定はありますか?
ふたりで昼間デートするというのを描けなかったのが少し心残りです。
『今宵おまえと 最終章』のなかでオススメシーンがありましたら、ぜひ教えてください。
結局男前なのはヤスでしたというところを見ていただきたいです(笑)。
木下けい子先生ご本人に関する質問です。
4月といえば入学式など始まりの季節ですが、木下先生は新しく始めたいことはありますか?
お部屋の模様替えがしたいのです。模様替えといったそんな可愛いものじゃなく
必要に迫られた片付けという感じなんですけども。
最近のマイブームはなんでしょうか?
とび森を少々(笑)。うちの村長は男の子なんですが、よく働いてます(笑)。
最近かっこいい! と思ったひとはいますか?
八重の桜の容保さまが、可憐過ぎて、毎回前のめりで観てしまいます。あとは、俺物語の最新刊を読んで猛男君にきゅんきゅんしたところです。
現在、CRAFTにて『月光坂の花屋敷』、ihr HertZにて月村 奎先生原作の『いつか王子様が♡』が好評連載中です☆ それぞれご紹介いただけますでしょうか?
『月光坂の花屋敷』……疑似家族の男子三人のお話で、現在非常にメロドラマな感じなんですが、これからラブストーリー展開てんこもりになる予定です。ゆったり読んでいただきたいなと思います。
『いつか王子様が♡』……とても可愛いヒナちゃんという男子と、凄く王子様な佐原先輩のきゅんラブなストーリーです。まだまだ先輩は王子様度をあがっていくので、私も楽しみに頑張っていきたいと思います。
読者のみなさまにメッセージをお願いいたします。
初めまして、こんにちは木下けい子です。約1年ぶりの今宵おまえとの続きの
最終巻をお届けできて、嬉しいです。楽しんで読んでいただければさらに嬉しいです。