著者インタビュー

新緑の季節になりましたが、皆さん如何お過ごしですか?
ゴールデンウィーク明け、秋津京子先生の小説『保健室は立ち入り禁止!』が発売になりました。前作『誰よりも君をブランドロマンス』からがらりと舞台は変わり、高校が舞台の保健室の先生と生徒の恋になります。
保健室、教師と生徒というと、みなさんはどんな恋を想像しますか?
秋津先生の作品は……ぜひ、読んで確かめてみてください。
もうお読み下さった方、これから読むという方、ここでは、秋津先生のインタビューを楽しんでいってくださいね。

Q.緑が気持ちのいい季節になりました。もしよろしければ、近況など教えていただけますか?
この季節になって初めて、新居から緑がまったく見えないという異常事態に気づき、現在、ベランダ緑化を計画中。
でもいろいろ調べてみると、ゴキちゃんが発生したりと悲惨な話も多々あり、二の足を踏んでいる状態です。

Q.さて四月末から五月初めは世間はGWですが、ご予定は?
前半は家でゴロゴロ。後半は石川県の金沢に行ってきます。
近代文学館の建つ中央公園の緑はさぞかし美しいことになっていることでしょう。
近代文学館は風情あるレンガの建物で、私の好きなスポットのひとつでもあります。
その他に江戸時代情緒溢れる長町もいいですよ~。夜、雨なんか降ってるとさらに雰囲気倍増です!
もしかして今回の本の書店売りは、金沢で見ることになるのかな?

Q.今回、久しぶりに高校が舞台の恋愛ですが、書き終えられて如何ですか?
筆がなかなか進まなくて、胃をキリキリさせながらの執筆でしたが、終わってしまえばすべてはいい思い出……。楽しかったです!!

Q.主人公は高校生と保健の先生ですね?このお話を考えられたきっかけはなんですか?
その前に書いたお話が、イタリア舞台にマフィアまで出てくるという私的にぶっとんだ話だったので、その反動ですかね?
とにかく、思いっ切り身近な話にしたいと思った記憶が……。

Q.このお話を書くと決められたとき、特に意識されたことはありますか?
攻め視点ばかりにならないように。

Q.ご自分の高校時代を思い出されたりしたでしょうか?
試験期間や受験についてなど、逆に忘れていたことが多くてびっくりでした。確認をとろうにも、周りの友人達もみなもううろ覚え……。

Q.あとがきにちらりと触れられていますが、秋津先生の高校時代はどんな時代でしたか?もしよければ教えて下さい。
あとがきに、私の時代には携帯メールなぞなかったと書きましたが、ごめんなさい。少々見栄を張りました。
本当はメールどころか携帯もなかった時代です。
学校に設置された二台の公衆電話が唯一の外部との連絡手段でした。
そんな昔の話じゃないはずなんだけどな~。って、また見栄をはってみたりして。

Q.主人公である鈴木直也、神崎隆一についてコメントをいただけますか?
【鈴木直也】
陸上部でがんばっている、ごく普通の男の子です。
ごく普通のはずなんですが、男の保健の先生に惚れてしまったばっかりに、他の人達とは少々違うレールに乗ってしまうことに。
でも彼はあまり気にしなさそう。
【神崎隆一】
高校時代の失恋をきっかけに、もともと自暴自棄だったところ、ますます拍車がかかってしまった人。でも失意の日々の中でも、自分の生活環境を快適にすることだけは忘れないこだわりの人。
もしかしてただの変人?

Q.神崎先生は保健室の先生ですが、秋津先生の保健室の先生のイメージはどんなものですか?
貫禄のあるおばちゃん先生がいるところ。

Q.神崎先生は保健室をずいぶんと居心地よくしていたようですよね。
お気に入りの紅茶を常備していたり。秋津先生も紅茶とかお好きなのでしょうか?

コーヒーが苦手なので、必然的に紅茶派にならざるを得なかったという程度の紅茶派です。

Q.ふたりはいわゆる年齢差のあるカップルですが、恋愛に限らず、秋津先生が年齢のギャップというものを感じるのはどんな瞬間ですか?
すっごくメジャーだと思っていたアニメやマンガの話をして、「それ知らない」と言われる時。

Q.高校時代、どんなことを『大人だ』と思われましたか?
大人になってみると、こんなものかと思ったことなど、よければ、ぜひ教えて下さい。

単純に二十歳すぎれば大人だと思っていました。大人になってからは……って、いまだ大人の自覚はありません。

Q.大人になってよかった~と思うことってなんですか?
二十歳過ぎたら大人と定義するならば、自己責任の元に自由なこと。

Q.今作品のお気に入りのシーンは?
渋谷で直也達と神崎先生達がばったり出くわすところ。
でもってその緊迫感を今ひとつ分かっていない藤原先生のノホホンとしたところ。 

Q.ここがポイント!というのは?
ポイント……。なんでしょう? 担当さん、私の代わりに語ってくださ~い。
ポイントは、年の差です! 先生と生徒という関係以上に。
ですが、好みの問題もあるので一概にはなんとも…やはり自分のポイントは読んで自分で探すのが一番かと。
まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみて下さいね! (担当より)


Q.執筆中の秘話などありましたら、教えて下さい。
秘話ってほどのことではありませんが、陸上部でどんなことをやっているのか知りたくて、ネットであちらこちらの陸上掲示板を覗かせていただきました。大変参考になりました。ありがとうございます。
と、ここでこっそりとお礼を言わせていただきます。

Q.後、挑戦してみたいと考えているお話はどんなものですか?よければ、ぜひ教えてください。
水面下の、さらにその下、水深百万キロメートルあたりでいろいろ画策中ではありますが、いまはまだ語るどころの状況ではなく、いずれまた。

Q.最後に読者の皆様にメッセージをお願いします。
本屋さんで見かけたら、よろしく~。
そして少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。
そして、すでに読んでからこのページにたどり着いた方、読んでいただきありがとうございました!!

次回、秋津先生はどんな作品で登場するのでしょうか?
詳細が決まり次第、HPで発表しますので、どうぞお楽しみに!



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