著者インタビュー

すっかり暑い夏がやってきました!この度は、お待たせしてしまい、申し訳ありません。
遠野春日先生の貴族シリーズ最新刊『貴族と熱砂の皇子』のインタビューです。もう作品はお読みになりましたか?
『砂漠の鷹』と呼ばれる謎の男・ザイードと、盗賊に攫われた旧華族のお坊ちゃま竹雪の砂漠を舞台にしためくるめくロマンス、ときめきがたりない! というあなたにお勧めですよ~!
それでは、インタビューにお進みください!!

Q.春の「愛される貴族の花嫁」に続き、今回の「貴族と熱砂の皇子」が発売されるまで、お仕事以外では如何お過ごしでしたか?
ずーっと原稿書いていました……。

Q.ジリジリと焼け付くような砂漠を舞台に展開される「貴族と熱砂の皇子」を書き終えられて、どのようなご感想をお持ちでしょうか?
行ったことも見たこともない砂漠ですが、イメージだけで書きました。書き終えた後、実際に砂漠に行ってみたくなりました。機会があればぜひと思っています。

Q.今回は、アラブのお話ですが、モデルにした国はありますか?
特にこれという国はありません。位置的にはシリアあたりを思い描きました。

Q.作中では、スークの様子や、街並み、人々の様子が描かれていますが、中東へ旅行されたことはありますか?(もしくは行ってみたい国はありますか?)
ないですねぇ。中東、いつか行ってみたいです。それこそ、シリアあたりに。中東ではありませんが、エジプトやモロッコなどにも興味があります。

Q.カッシナ王国の人々の名前はどのように付けられたのですか?
……て、適当です。すみません。

Q.今回の作品は前回までの貴族シリーズとはまた違った雰囲気のお話に感じましたが何か意識して書かれたことはありますか?
砂漠が砂漠らしく描写できるように、とは意識しましたが、逆にあんまり貴族っぽい必然性が出せなかったようで、反省しています。

Q.時代に関しても今回の作品は現代に近いものと感じましたが、その辺はいかがでしょうか?
あ。完全に現代ですね。

Q.今回の主人公である、力強く逞しい皇子とちょっと頑固な可愛らしい社長令息の二人についてのコメントをお願いします。
皇子……かっこいい正統派の攻様を書きたい、と思ってがんばりました。わたしの攻は結構ヘタレていることが多いですので、かえって珍しいキャラになったのではないかと。
竹雪……こちらもまた、わたし的にはあまり普段書かないタイプのキャラです。若めで、跳ねっ返りで、いかにも育ちのいいお坊ちゃんっぽいわがままさと素直さが個人的にはツボでした。かわいいキャラですね。

Q.性格設定で、アシフ殿下と竹雪のモデルはいらっしゃいますか?
モデルはないです。すべてわたしの好み(笑)。
今回の話には、こういう正統派攻とちょっと元気のいい突っ張り受との遣り取りが合う気がして、そのイメージに添って書きました。

Q.「貴族と熱砂の皇子」というタイトルに込められたものを教えていただけますか?
えーっと、込めたもの……とかは、特になかったり……。

Q.今回で貴族シリーズ6作目となりますが、このお話はどのように生まれてきたのでしょうか?
そろそろ本格的にアラブっぽいのはどうですか、と担当様にさらっと言われ、いいかもー、と乗った、というところでしょうか。でも、アラブものではなくて砂漠ものになってしまいました……。

Q.今回の作品で、萌えの定義があるとしたらどこに?
王道パターンに、ではないでしょうか。

Q.お話の中で、最も印象に残っているシーンを教えてください。
実は、わたし的には、砂漠のまっただ中を馬で追いかけてくるザイードを、竹雪が黒い点から徐々に認識していく部分なのです。

Q.アシフ殿下が竹雪に両親に会いに行きたいと言っていましたが、その後の二人の生活はどのようになるとお考えですか?
それは、問題なしにラブラブになるのではないでしょうか。竹雪の両親もアシフに「ください」と言われれば、折れるしかないと思われます。

Q.次回は秋に貴族シリーズの新作が発売予定ですが、どのようなお話になるのかヒントをお願いします!
次はですね。昭和初期か大正に戻りまして、しっとりした中に淫靡さが随所に散らばった、かなり色っぽいお話を考えております。

Q.読者の皆様にメッセージをお願いします。
いつも同じ言葉しか言えませんが、本当に応援していただいてありがとうございます。今後とも精進して、皆さまに楽しんでいただける作品を書き続けていけるよう、がんばります。長い目で見てやっていただけますと嬉しいです。

さて、インタビューは如何でしたか?
『貴族と熱砂の皇子』は8月27日、(株)インターコミュニケーションズよりドラマCDになります。
こちらもぜひあわせてお楽しみください!

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