著者インタビュー

この秋、CRAFTSERIESから雁須磨子先生のコミックス『のはらのはらの』が発売になりました。皆さん、もう読んでいただけましたでしょうか?
普通の高校生・西戸崎くんと野球部をやめて傷心の高校生・糸島先輩の恋のときめきがたっぷりつまった、スロウラブです。
ここでは、いつも独特なセンスで私たちを楽しませてくれる雁須磨子先生のとっておきインタビューです。
どうぞお楽しみください

Q.ペンネームの由来を教えて下さい。
駄洒落です。

Q.子供の頃好きだった小説、または漫画はなんですか?
故郷 吸血鬼はお年頃 わらって姫子! ときめきトゥナイト。

Q.どんな子供時代を送りましたか?
おねえちゃーんまってー、みたいな。

Q.マンガを描き始めたきっかけはなんですか?
幼なじみのkちゃんのかいた『江利子』という江利子の一生を綴ったまんがの影響をうけて。なんか衝撃的だった。

Q.ボーイズにハマッたきっかけはなんですか?
きっぱりしたきっかけがおもいだせない…。

Q.もう一度人生をやり直すとしたらどうしますか?
どうしよう。どうなっちゃうんだろう。こわくてやりなおせないかも。

Q.お休みの日は何をして過ごしますか?
ぶらぶらしたり、家族にあいに行ったりします。

Q.今一番ハマッていることはなんですか?
野球観戦

Q.Mac派ですか、Windows派ですか?
まっく

Q.気分転換方法はなんですか?
外を歩く 店に入る

Q.今回、9月1日にコミックス『のはらのはらの』が発売になりました。
まずはコミックスについて、感想をお願いいたします?

うれしい

Q.今回のコミックスは表題作の『のはらのはらの』に『意思の疎通』という描き下ろ
し作品が1冊にまとめられています。コミックス中にも各作品についてコメントをい
ただいていますが、ここでも各作品についてコメントをお願いいたします。

●『のはらのはらの』
さいしょにそうぞうしたはなしとちがうなあ!でも、たのしくかきました。


●『意思の疎通』
たのしくかきました。

Q.登場人物について一言ずつコメントをいただけますでしょうか?
【西戸崎 濃 SAITOZAKI MINORI】
さいとざきですよ。かきやすかったです。

【糸島年彦 TOSHIHIKO ITOSHIMA】
いまいち(顔が)かわいくならなくてびびった。

特別出演【吉井先輩】
かきやすかったです。

Q.雁先生の作品は独特のテンポ、個性的なキャラクター、話し言葉、それに描き文字と特徴的ですが、描く上でこれだけは譲れないということはありますか? あるとしたらなんですか?
とくにないです。かきもじは、できるだけきれいにかこうと、最近は努めています…。
絵は、多分一生練習してるとおもうので…、精進しまっす。おはなしも。
テンポはもすこしはやくいきたい。

Q.『のはらのはらの』では主人公の西戸崎くん以外は、みんな野球部ですが、スポーツのなかでも野球が特にお好きなのでしょうか? 
その理由もよければ教えて下さい?

高校生の部活(運動)で、野球くらいしか、ちゃんとルールのわかるものがなかったから。(でも、ルールが必要なところは、わたしのまんがにはいっさい無かった…)野球は好きです。スポーツ観戦はなんでもわりと好きです。

Q.高校野球とプロ野球の魅力の違いは?
どっちもすきです。違いは細さかな。

Q.…応援されている球団、今年はどうですか?
優勝してくんないかな!

Q.作品を拝見していて、西戸崎くんと糸島先輩のどちらが攻様か読者さんは悩まれたと思うのですが、
雁先生のなかでは最初から決まっていたのでしょうか?

そうなのかな。>読者さんは悩まれた。
一応きめてたけど(年下攻めです)、
担当さんが『ええっ、そうなんですか』と言った時、ちょっとゆらいだ。



Q.上記の作品のなかで最も印象深かった作品、あるいは場面を教えて下さい。
五話目を描く直前に母が事故にあってこわかったので、五話目はものすごく覚えてる。
場面ていうか、いま、たったいま気付いたけどわたし最終回の扉の、
糸島の持ってるボードに、『最終回』ってかこうと思って忘れてる…!
あわわ。うーんうーん。すみません。

Q.作品を描きあげるまでの過程について質問させていただきます。
まず、作品を描こうと思い立つとき、この話はこれでいこう、と決められるのはどんな時ですか?

あるいてるとき。

Q.話を決定してから原稿をアップするまでの手順をよろしければ教えて下さい。
みんなとおなじです。

Q.どんな道具(ペン、原稿用紙、カラー用具)を使っていますか? 
よろしければ教えて下さい。


【モノクロ】
ゼブラのGペンと丸ペン、紙はとくに選んでないけどできるだけ白いの
(既製の原稿用紙)、墨は墨の華です(かわくのがはやい)。
【カラー】
色んな会社の水彩絵の具とところどころカラーインク(Dr.マーチン)。
おも線はホルベインの耐水性インクです。白はポスターカラー。

Q.特に描きたい話がない時というのも、時にはあると思います。
そんな時はどうしますか?

さきにはなしをかんがえて、かきたいところをさがす。

Q.描き終えた時に思うことはなんですか?
おわってよかった!

Q.作品が本にまとまることで、自分のなかでなにか変わったことはありますか?
うれしい。

Q.いつもキャラクター陣がとてもユニークで魅力的ですが、
モデルがいるのでしょうか?

顔だけとかはいたりする時もあるけど、あんまし考えません。

Q.自分の作品で一番気に入っているキャラは? 苦手なキャラは? その理由は?
苦手というのはないです。

Q.攻め、受け、もっともお好きな典型的なタイプを教えて下さい。
髪の毛が長い子。おさななじみの子。

Q.制作裏話、秘話がありましたら教えて下さい。
なんかなかったかな、とおもったけど、ないなあ!

Q.今後、どんな作品を描いてみたいとお考えですか?
メロドラマみたいな…。なんかドラマチックな……。

Q.最後に、すべての読者さんにメッセージをお願いします。
よんでもらえるとうれしいです。どうもありがとう。


以上、雁須磨子先生でした!
雁須磨子先生の作品は小社発行のアンソロジー『CRAFT』と
『HertZ』でもエッセイ、マンガを描いてます。チェックしてみてネ。

 
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