みなさま、あけましておめでとうございます。今年もなにとぞよろしくお願い致します!! 2004年1月7日に
B's ANIMA SERIES から水口舞子先生のコミックス『白い部屋』が発売になりました！ ちょっぴりシリアスでHなお話から、とっても明るいお話まで、非常に美味しい一冊です・ 作品をすでにお読みいただきました読者さまも、これからという読者さまも、インタビューをお楽しみくださいませ。それではどうぞ！
Q.あけましておめでとうございます。早速ですが、今年の抱負を教えて下さい。
おめでとうございます！今年もよろしくお願いします。
今年の抱負は…毎年のコトですが、お尻に火がついてからじゃないと動かないので、ちゃんと計画性を持って描くようにしたいです。
どうして人間って、こうもギリギリが好きなのか…。
Q.ペンネームの由来を教えて下さい。
もう一個のPN（水菜麻衣）を文字って。略してミズマイ（笑）はそのままにしたかったので。
Q.子供の頃好きだった漫画、または小説はなんですか？
昔からマンガはあまり読まない子供でした。強いて言えば『ときめきトゥナイト』とか？（笑）小説は江戸川乱歩やコナン・ドイルなんかを読んでいた覚えがあります。
Q.どんな子供時代を送りましたか？
子供時代だけは大変優秀でした（笑）絵も字も上手で頭も良くてスポーツも万能で。……………いつの間にかただの平凡な大人になりました。とほ。
Q.マンガを描き始めたきっかけはなんですか？
絵を描くことは幼稚園くらいから好きだったので。きっかけは…何なんでしょうね？↓の先輩のせいかな？
Q.ボーイズにハマッたきっかけはなんですか?
『キャプテン翼』（笑）妹の友だちのお姉さんが、キャラクター同士がキスしたりしてるマンガを描いてるらしい、そういうのを同人誌というらしい、という噂を聞いて俄然萌えました（笑）
Q.もう一度人生をやり直すとしたらどうしますか?
おたくにだけはならない！ごくごく一般的なレールの上を歩きたい！ 人生平凡が一番！
Q.お休みの日は何をして過ごしますか？
ただただ腑抜けたように寝てる、もしくは遠出してる。
Q.今一番ハマッていることはなんですか？
ミュージカルとライブでしょうか（今だけじゃなくて、随分前からですが）。あと、シルバーリング作りもちょっと。でもキットを買って来てすぐに修羅場が続いたので、まだいくつかしか作れてません(^^;)
Q.気分転換方法はなんですか？
寝ること、叫ぶこと。（危ない人みたいですね）
Q.旅行が大好きとよくお聞きする水口先生ですが、今までに何回ぐらい行ったことがありますか？ 良かったところを３箇所あげるとすると。
学生時代からの長年の（笑）趣味ですので、海外は２０回を超えてます。国内は数えきれず。普段こもってる分、出るときは一気に遠くへ！海外で好きなのは、イタリア、ドイツ、韓国。ビーチ系もLOVE。国内だと断然北海道！沖縄も大好き。（３つじゃないですね）
Q.今回、2004年1月7日にコミックス『白い部屋』が発売になりました。まずはコミックスについて、感想をお願いいたします。
まさかまとめていただけると思っていなかったので、お話をいただいたときは本当に驚きと感謝でいっぱいでした。そして徐々に不安に…(^^;)
Q.今回のコミックスは表題作の『白い部屋』と、大量描き下ろしの『赤ずきんちゃんのおいしい食べ方』が１冊になっています。各作品についてコメントをお願いいたします。
『白い部屋』は、私の他の痛い系のシリアスな作品を読んで下さった担当さんに、ああいった感じの作品で！と希望を出されたので、頑張ってはみたのですが…どうしても途中でツッコミを入れたくなってしまって、毎回大変困りました（笑）描き下ろし分では、その後の二人のまったりっぷりを描けて嬉しかったです。
『赤ずきんちゃん～』は、とにかく軽いノリの話が描きたくて。こういう何も考えてないアホなキャラの主人公は今まで描いたことがなかったので描いててホント楽しかったです。えっちも悲愴感がないので、いつもよりは精神的に楽だったかも…。（もっともっと精進しないとですが）
Q.『白い部屋』の藤峰朋くんと杉浦教授、『赤ずきんちゃんのおいしい食べ方』の真田航希くんと本庄征治さん、それぞれの人物紹介＆コメントを一言お願いいたします。
朋ー！もっと前向きに生きなさい！そしてもっと見る目を養いなさい（笑）
杉浦先生！変態！怖！（笑）初眼鏡キャラでした。
航希くん…そんな性格だったら、みんな幸せだろうね…（笑）でも背後には気を付けてね。
本庄さん、あなたは私のキャラの中でも、もっとも変態で悪意のない悪意の固まりです（笑）いつか捕まらないようにね。（人物紹介？）
Q.『白い部屋』では朋が杉浦教授の顔だけ忘れてしまったことが、キーポイントですが、水口先生はこれだけは忘れてしまいたいという過去はありますか？
就職してた頃、会社のエレベーターに一人きりで乗る度にダレて座り込んだり、堂々とお腹を掻いたり（笑）してたんですが、もしかしたらあのエレベーター、カメラが付いてたかも…！と思うと、今でも顔がカーッとなります。ボロかったけど、１階が銀行のビルだったし…。今思うと、私を見る度、警備員が笑っていたような気が…。あああ。
Q.とても魅力的なキャラクター陣ですが、モデルはいるのでしょうか？
特にいません。
Q.描く上でこれだけは譲れないということはありますか？あるとしたらなんですか？
せっかく男同士の話を描くのだから、女の子っぽい受にならないように気を付けているつもりですが…。どうかな？あと、最初からホモってわけじゃなくて、男と男をくっつけるためにきちんとした理由付けをしたいな～～とは思ってます。……が、長くなるし難しいですね(^^;)
Q.作品のなかで最も印象深かった作品、あるいは場面を教えて下さい。
『赤ずきん～』のソファでのえっちシーン。どう描いていいか悩んだ挙げ句、デジカメで自分撮りして資料にしたので（笑）（服は着たままでしたが）
Q.作品を描きあげるまでの過程について質問させていただきます。まず、作品を描こうと思い立つとき、この話はこれでいこう、と決められるのはどんな時ですか？
友だちと電話してるときや、起き抜け（夢の中で無意識にネタを練ってるらしい）が多いです。あとは無理矢理ひねり出す！
Q.話を決定してから原稿をアップするまでの手順をよろしければ教えて下さい。
ネタ決め→携帯のメモに流れを記録→ネーム→薄めの紙に下絵→原稿用紙にトレスしてペン入れ→ベタ→ホワイト→時間のある限りトーン張り
Q.どんな道具（ペン、原稿用紙、カラー用具）を使っていますか？よろしければ教えて下さい。
ペンはゼブラの丸ペン。原稿用紙はマクソン。インクはレタリングゾルです。カラーはＤｒ．マーチンのカラーインクですが、近頃はデータが多いかも。
Q.描き終えた時に思うことはなんですか？
終わったー！寝るー！今度こそもっと余裕のある修羅場をー！（毎回）
Q.作品が本にまとまることで、自分のなかでなにか変わったことはありますか？
普段は気恥ずかしいので、自分のマンガを読み返すことってあまりないのですが、まとまると強制的に目の前に突き付けられるので（笑）、仕方なく読み返すのですが、ああすれば良かったこうすれば良かったという反省点がバンバン出て来ます。あの当時の自分はどうしてあれで満足してたのかな～とか。学習するという意味では必要なことだなと、しみじみと思います。
Q.自分の作品で一番気に入っているキャラは？ 苦手なキャラは？ その理由は？
気に入り…真田さん。アホで単純で動かしやすい。
苦手…杉浦先生。…怖い…（笑）眼鏡が描きにくい。
Q.攻と受、もっともお好きな典型的なタイプを教えて下さい。
やんちゃな黒髪受と大人でスーツな攻が好き。
Q.制作裏話、秘話がありましたら教えて下さい。
後書きにも描きましたが、色んな所で描いてます（笑）家にいると誘惑が多いので。個室のある漫画喫茶が最近ではヒットです。でもついうっかりパソコンに触ってしまいます（笑）
Q.今後、どんな作品を描いてみたいとお考えですか？
最近は自分の好みのみに固執しないで、いろんな性格のカップルを描いてみたいと思うようになりました。学園モノやファンタジーとかも♪
Q.最後に、すべての読者さんにメッセージをお願いします。
初めての方も、いつもありがとうの方も、読んで下さってありがとうございます。
若輩者ですが（つっても若くもないですが（笑））今後も頑張りますので、どうぞよろしくお願いします！
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