著者インタビュー

東京ではつい先日、春一番が吹きました!
なんだか春の陽気を感じることもあるこの頃ですが、みなさま如何お過ごしですか?
2月23日、いとう由貴先生の初SHY NOVELS『たとえこの恋が罪であっても』が発売になりました。
もうお読みいただけますでしょうか? 読んでて、思わず息が詰まってしまう、そんなドラマがてんこもりの作品です。刺激が足りないというなた、胸がきゅっとなるときめき(動悸かも!?)が欲しいあなた、この小説がオススメです! 門地先生のイラストも光ってます! ぜひ、お手にしてみて下さい。
でも。そのまえにいとう先生のインタビューにどうぞ!

Q.ペンネームの由来と自己アピールまでお願いします!
ペンネームは、本名になったかもしれないもうひとつの名前からです。本名の候補になったくらいなので、きっと画数がいいだろうと思って(笑)。

Q.子供の頃好きだった小説、または漫画はなんですか?
『小公女』と『レ・ミゼラブル』、あとはツヴァイクの『マリー・アントワネット』。『マリー・アントワネット』は『ベルサイユのバラ』の影響で読んだのですが、大人向けの完訳版しか手に入らず、辞書を引き引き読んだのが楽しかったです。

Q.お休みの日は何をして過ごしますか?
本を読んだり、DVDを見たり。そして母に「少しは片付けなさい!」と怒られたり……(ごめんなさい)。

Q.小説を書き始めたきっかけはなんですか?
う~ん、書き始めたのは中学の頃でしたけど、小学生の頃から自分で考えた話を友達に話したりしてたので(この頃は怪談が多かった)、きっかけらしいきっかけは特に記憶にはない……かな。

Q.ボーイズにハマッたきっかけはなんですか?
江森先生の三国志です。大好きな孔明さまが主役だ!というので中を確かめずに買ってしまったのが運のツキ……。でも、とってもとっても面白かったのです。

Q.もう一度人生をやり直すとしたらどうしますか?
やり直しても、やっぱり同じような道を歩んでしまいそう(笑)。ああ、でもしいて言うなら、中学生くらいの自分に「食べ過ぎるなよ」と忠告してやりたいなぁ。その食欲が後々大変なことになるんだと言ってやりたい(涙)。

Q.今一番ハマッていることはなんですか?
お話(妄想ともいいますが)作りです。しょっちゅう頭の中であーでもないこーでもない、ああでもこれも好き……なんてお話作りをしてます。でも、ちゃんとしたお話になるのはその内の何割だろう? まあ、いろいろ空想するのが楽しいのでいいんですが(笑)。

Q.気分転換方法はなんですか?
その時お気に入りのお菓子にとっておきの紅茶を淹れて、ハーレクインかファンタジー小説を読む。できるだけ現実離れした本の方が気分転換になるみたいです。

Q.2004年2月23日にノベルス『たとえこの恋が罪であっても』が発売になりました。まずはいとう先生の近況から教えて下さい!
清水の舞台から飛び降りるつもりで、素敵旅館に泊まる旅に行きま~す。

Q.今回のお話『たとえこの恋が罪であっても』は、イギリスが舞台です。いとう先生の作品は外国が舞台の作品が多いような印象があります。なにかこだわりがあるのでしょうか?
特にこだわりはないのですが、話を考えているうちにいつの間にか外国にいってしまうような??? 現実離れした話が好きなので、その影響かもしれないです。

Q.このお話を書くと決められたとき、強く意識されたことはなんでしょう?
どこまで瑞樹を苛めきれるか、というのが課題でした。半端なことをしたら最後が面白くない、と心を鬼にして頑張ってみました。だ、大丈夫かしら?

Q.主人公の瑞樹はとても健気です。そして、アルフレッドをはじめ、印象的な登場人物がなんにんも出てきます。登場人物についてコメントをお願いします。
【瑞樹】
ハーフとは言っても日本生まれの日本育ちなので、これらもアルフレッドの何気ない振る舞いにドッキリドキドキしそう。頑張ってください。

【アルフレッド】
あまり瑞樹を猫っ可愛がりしないように気をつけましょう。

【エドワード】
馬に蹴られて死なないようにしてください。

Q.書いていて、楽しかった人物、シーンは…?
楽しかったというか、好きだったのは伯爵家の馬丁のジョシュです。おじさん好きなので。シーンは、う~ん、林で瑞樹がアルフレッドにおんぶしてもらうところかな。お姫様抱っこも好きなのですが、ペッタリ頬を背中にくっつけた状態のおんぶも好きなんです。

Q.いとう先生の作品を思い浮かべますと、主人公がいつもとても苦労しています。今回の主人公である瑞樹も一方ならぬ苦労をするわけですが、そういうシーンはどこから生まれるのでしょう? ぜひ教えてください!
特に深く考えることなく、話を考えているうちに自然とそういう方向に向かってしまうというか……。きっとそういう性(さが)に生まれついているのだと思います(涙)

Q.小説を書き上げた時に思うことはなんですか?
こ、これで眠れる……(バタリ)。

Q.制作裏話、秘話がありましたら教えて下さい。
集中して書き過ぎて、気持ち悪くなってしまいました。吐きそうで吐けない嘔吐感が気持ち悪くてびっくり。時計を見たら12時間ぐらいずっと書き続けてました……。びっくりしました。

Q.今後、どんな作品を描いてみたいとお考えですか?
そうですね~。グランドロマン風に運命に翻弄される恋人たち、なんていうのをやってみたいです。

Q.最後に、すべての読者さんにメッセージをお願いします。
えと、私はよく本を読んでいると、その世界に入り込んでしまってトリップしてしまうことがよくあるのですが、そんな風に読んでいる間のほんのひと時だけでも「あ~面白かった」と楽しんでいただけるような、そんなお話を書いていけたらいいなぁと思ってます。道はまだまだ遠し!なのですが、理想形に近づけるべく頑張っていきますので、よろしくお願いします。














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