著者インタビュー

『いじめてみたい』作者、渡海奈穂さんのインタビューです。

Q.ペンネームの由来を教えてください。
「渡海」は昔、テレビに出てた見知らぬおじさんの名前を気に入ってそのままつけま した。

Q. 子供の頃、好きだった漫画(小説)は何ですか?
ありすぎて書けません…。家族全員と親類一同と仲よしの友達が本好きなので、どこ に行っても読むものにはことかかないシアワセな子供時代でした。

Q. お休みの日は何をして過ごしますか?
どこまでが休みでいつ働いているのやら区別のつかない生活です。

Q. どんな子供時代を送りましたか?
ひとりでボーっとしたり、女の子の友達とリカちゃん人形で遊んだり、男の子と外を かけずり回ったり、バッタを捕ったり、つくしを取ったり、兄に踏まれたりして遊ん でました。小学校高学年からは真剣に運動をやっていたので、高校を卒業するまで土 日も祝祭日も盆暮れ正月もない生活でした。 そういえば勉強をした記憶が一切ありません。アホに育つわけです。

Q. 書き始めたきっかけは何ですか?
小学生の時、生まれて初めていわゆるライトノベルを読んでびっくりして、自分も書いてみたいなあと思ったのがきっかけだったような…。

Q. ボーイズにハマったきっかけは何ですか?
明確に「ボーイズラブ」というものを知ったのは結構最近ですが、昔からソレっぽい 本を読んだり書いたりしてました。ので、どれがきっかけかは我ながらわかりません。

Q. もう一度人生をやり直すとしたらどうしますか?
今の友達と必ずまた友達になります。家族と犬を大事にします。宿題は夜のうちにや ります。 あとしっかりはみがきして、虫歯がない人生を送りたい。

Q. 今一番ハマっていることは何ですか?
泥沼に…。

Q. これから書いてみたい作品は何ですか?
その時一番書きたいものを書きたいように書きたいです。

Q. 書く上でこれだけは譲れないということはありますか? あるとしたら何ですか?
学ランは黒です。紺サージは許しません。

Q. 気分転換方法は何ですか?
犬と遊ぶ。好きなまんがを読む。

Q. デビューのいきさつを教えてください。
そういえばどれがデビューなんだろう…。

Q. 今月発売の『いじめてみたい』について質問させていただきます。『いじめてみたい』で渡海さんの作品は8作めになるわけですが、今回の作品が今年の書きおさめになりますが、今年はどんな年でしたか?
思い出すと涙がちょちょ切れそうになる年でした。来年はがんばります

Q. 意地悪な攻・実原くん、そして泣き虫くんな受・矢島くん、彼らのキャラクターは どんな風に生まれてきましたか。
思いついたストーリーに沿って…両方自分ぽいなあと思います。

Q. 実原くんはみんなに親切なのに、矢島くんにだけ意地悪ですね。渡海さんはそういうタイプに弱いのでしょうか? 理想のタイプってありますか?
弱いです。好きなひとが、自分だけにいじわるだったら嬉しくてどきどきして舞い上 がります。 頭脳派いじめっ子が理想のタイプです。

Q.反対に、これだけは許せん! というタイプは?
矢島みたいのが実際にいたら、多分そばに寄りたくないくらい嫌いだと思います。

Q. 今回、矢島くんは心身共にさんざんいじくられてしまうわけですが、お気に入りのHシーンについて一言どうぞ。
教室でのシーンが書いてて楽しかったなんて恥ずかしくて言えません。

Q. できましたら、今年発売になった4作品『いつも上天気』『これできみと同じ夏』『恋のたくらみ』『いじめてみたい』について一言ずついただけますか?
  各作品、製作裏話、秘話がありましたらぜひ教えてください。

『いつも上天気』
 自分でとても大事にしている話なので、同人誌よりもたくさんの人に読んでもらえて、嬉しかったです。
『 これできみと同じ夏』
 呉服屋の息子は普段から着物を着ているべきだという信念が形になりました。
『 恋のたくらみ』
 応援シーンが全然なかったので、応援団ものというのは偽りがあるかもしれません。
『 いじめてみたい』
  見かけたらヨロシクー。

Q. 最後に『いじめてみたい』をこれから読む読者さん、読み終えた読者さんにメッセージをお願いします。
これから読む方へ→ちょっとでも楽しんでもらえたら嬉しいです。
読み終えた方へ→ありがとうございました。よかったら感想とか聞かせていただけると嬉しいです。
★既刊本『これできみと同じ夏』『恋のハイテンション』『恋のたくらみ』『いつも上 天気』
『愛してるっていわない』『愛があるから大丈夫』SHY NOVELSから好評発売中!