2014年04月24日
「あいつは──…本当は俺のこと どう思っているんだろう」大学4年生の冬休み直前、隆太は焦っていた。航が実家に帰り卒業式まで戻らないというのだ。そこで隆太は卒業論文を手伝ってもらうという名目のもと、航に期間限定の同居を持ちかける。一方、家業を継ぐ決意をしていた航も、これが隆太と過ごすことのできる最後になるかもしれないと提案を受け入れた。ぎこちないふたりの共同生活が始まり──。