2012年11月30日
「狼と狐の夜」 高遠琉加/著 ヨネダコウ/絵
あいつは俺が知っている男か?
JR新橋駅近くで店を持つ桐島司郎は、
澤乃組の飴屋が経営する消費者金融に借金を返すため日々働いている。
そんなある日、飴屋から破格のアルバイトを提案される。
報酬は五百万円、五日後に結婚式を挙げる花婿の
二十四時間つきっきりのボディガードだ。
ヤクザは大嫌いだし、そんな仕事はろくでもないものに決まってる。
そうわかっていても日々の生活のため、
しかたなく提案を受けたのだが、
現れたのは司郎が忘れることのできない男だった!?