2015年10月06日
橘優作、25歳。人生に絶望し自ら命を絶とうとした夜、無職・借金・不能・きみより僕のほうが不幸だと言う、貧乏くさいのに不思議な魅力ある男と出逢い、その人の家に居候することに? 最初は浮世離れしたへんてこなおっさんだと思ってた。だけど次第に、優しくてあたたかいあのとろける笑顔を見ると、綺麗な指先に触れられることを想像すると、優作の心はそわそわする。ある雨の降る夜、その人は見たことのない表情で優作にキスしてきて──!?