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インタビュー ジュン&グレイ

今回も!お疲れ様でした。新たな依頼ごとに大変な目にあっているおふたりですが、まずは今回の依頼を無事に終了しての感想をおひとりずつお願いします。
  ジュン(以下、J): 自分のことを見つめ直すきっかけとなった二週間でした。
    警護のことについても、仕事のことについても。
  グレイ(以下、G): セクシーなエプロンについても?
  J:それは別。グレイは?
  G:特にいつもと変わりないと思っているが。
  J:レーナの服はひどかった(笑)。可哀相に、本当はお洒落な人なんですよ。
  G:そうかな。べつにレーナにも変わったところはなかったように思うが。
  (背後からレーナがグレイを殴るが、グレイは髪を直しただけだった。)
 

以前よりちょっと触れられていましたが、今回、ジュンは「警戒心のなさ」について忸怩たるものがあると思いますが、如何ですか?
  J:信じやすい、というのと、騙されやすいというのは別だとオータに
    アドバイスをもらいました。
    職務に就いていても、性格まで変えるわけにはいきませんので、
    極力気をつけて、危ないなと思ったら、タルーラとドクター・ジョン
    に応援してもらって、
  G:犬舎の中で仕事をする。
  J:……いいですよ。泊まり込みで、一ヶ月
  G:それは困る
(今、タルーラのことを何か言ったかとドクタージョンが割り込んできてしばし中断)

 

グレイはシリルの話からジュンがシリルの指にキスしたものと思い、その誤解は とけないままに終わっていますが、そのあたり、どうでしょう? これは恋人としてどちらも譲れない点があると思うのですが。
  G:真相を解明すべく現在も調査を進めている。と言いたいところだが、
    アトキンソンが行方不明なので、ジュンがシリルの指にキスをしたか
    どうかについて、真実にたどり着ける可能性は少ない。ただ、
  J:ただ? なんですか、グレイ
  G:先日、眠っているジュンの頬に触ったところ、ジュンは
  J:ストップ。それ以上言わないでください。
  G:ということだ。おそらくシリルは眠っているジュンのすぐそばに
    いたことがあると、私は睨んでいる。

 

シリルの父性はジュンの弱い部分をつきましたね。ぞれぞれウィークポイントは あると思うのですが、警護をする上で苦手なクライアントはどんなタイプですか? 反対に守りやすいというのはどんなタイプでしょう?
   J:そもそも苦手なクライアントというものは存在しないんですよ。
     感情の部分でクライアントを見ると、いざというとき、警護にゆる
     みが出るので。
     ですから、可愛らしい子どもが相手でも、可愛いから守る、という
     ようには考えないんです。大切な生命だから守るというように。
     これはランディの指針の受け売りですけれど。
   G:私には苦手なクライアントはある。
     複数の警護会社のボディガードが合同で警護をするときが苦手だ。
     ボディガード同士の呼吸が合わないときなど、特に。
     ランディはそうしたケースが得意で、いつでもリーダーだが、私は反対だ。
     合同の依頼は歓迎しない。
   J:またそういうことを。
     ミス・I、警護には守りにくい、守りやすいといった概念はないんです、本当は。
     守れるか、守れないかのいずれかしかなく、中間というものもありません。
     仕事の内容やクライアントの年齢性別、性格や立場によってボディガードの
     行動は当然、変化しますが、方針は変わりません。
     方針はただひとつ、クライアントの安全を守る、単純でしょう?
(クライアントを守ると同時に自分も守るのだよと、ランディ)

 

これまでの依頼でもっともおもしろかった経験、失敗したと思ったこと、ぜひ教えてください。
    G:失敗はただひとつ。子犬が靴に粗相したこと
    J:子犬に噛みつくボディガードを目撃したこと
     (ふたりとも笑)
    G:面白かったのはやはりチャールズ・スワンの依頼でジュンと一緒に
      彼の犬のリトルジョンの警護をしたことだ。
    J:グレイはリトルジョンと一緒にベッドで寝ようとして
    G:無理強いしたら嫌われた(苦笑)。しかも枕を取られた。
    J:あの子は枕フェチなんですよ。
    G:またトライしてみよう。
    J:何を?
    G:シーツの下にドッグフードを隠して誘惑する(笑)。
    J:タイトルが決まりましたね
    G:『犬とボディガード』

 

ジュンは純粋さが魅力だとも思いますが、恋人であるグレイにしてみればハラハ ラし通しでは。先輩ボディガードとしてアドバイスをお願いします。
    G:このままでいい。彼は変わらなければならないことはひとつもない。
    J:……。

 

おふたりはつきあい始めて、はや3年ですね。お互いについて一言メッセージをお願いします。
    J:特にこれといって。ないですね。
    G:もう少し薔薇の品種について詳しくなってくれると嬉しいのだが。
    J:努力します、グレイ。 
 
さて、ジュン、グレイのおふたりには内緒でトム・ショルティにこっそりふたりの話を聞いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。
ランディとの会話でトムがジュンをスカウトするきっかけになったようですが、それは本当でしょうか?

    トム(以下、T):優秀かつ魅力的で、ランディの希望に添う男を捜すのは私の喜びでも
      あります。ジュンはシークレット・サービスの試験を受けたときからチェックしていました。
      銃火器の扱いに才能があるだけでなく、情報工学に堪能であると聞き、即座にランディに報告しました。

 

ジュンが入社したとき、まさかグレイと恋人になるなんて想像しましたか?
    T:あれだけ口説いたのにもかかわらず、気づきもしなかった鉄の自制心が(笑)。
      グレイは私と同じで無垢なんですよ。
      ジュンのような人物に心を動かされるというのはよくわかります。

 

グレイの過去は謎なのですが、グレイは失恋したことがあるのでしょうか? ……ランディがジュンに「グレイは唯一トムが狙っておちなかった相手だ」 というようなとを言っているのですが……これはいったい??
    T:それはいつか別の機会にお話しましょう。
 
ジュン、グレイ、おふたりそれぞれに仕事、そして恋愛についてのアドバイスをお願いします。
    T:仕事は趣味のように楽しんで、趣味は仕事のように真剣に。
      恋愛について私がアドバイスできることはありません。
      (眉をひそめ)いったいあのふたりになんのアドバイスが必要なんだい?
      日当たりのいい庭のフェンスで見事に咲いている薔薇に向かって
      「日当たりのいい庭のフェンスのそばで咲きなさい」と言う人はいるかい?

 

最後に、熱烈なるトム・ファンにも一言メッセージをください。
    T:私の庭に咲く薔薇にあなたの名前をつけたいと思います。
      お名前を教えてはいただけませんか。

 

お忙しいところをどうもありがとうございました。これからのご活躍を期待してます!