ベストセラー作家の渋澤征武にイラストの才能を見いだされた千野旭は、
弟のミツルと渋澤の屋敷で暮らしている。
恋人はつくらない主義だと宣言している渋澤に恋した旭は、
身体だけの関係でもいいからと訴え、渋澤はそばにいることを許した。
渋澤がある過去に苦しんでいることを知った旭は、渋澤の力になりたい、
今は無理でもいつか本当の恋人になりたい、そう思っていた。
そんなとき、旭はかつて渋澤と寝ていた速水に怪我を負わせてしまう。
好きなのに、擦れ違っていく想いに旭は──!?
 
おたふく風邪で寝込んでいるミツルが、旭にまたふたりで暮らしてもいいかと聞かれ、「いいよ」と答え、「あっちゃんが一番好き」というシーン。