南米の小国エストラニオの影の支配者であるシウヴァ家に仕える
元軍人の鏑木は、シウヴァ家の総帥・グスタヴォから、
十一年前に駆け落ちした娘のイネスを捜せと命じられる。
だが、すでにイネスは亡くなっていた。
失意の鏑木の前に現れたのは、イネスの息子・蓮。
鏑木が少年に手を差し伸べたその瞬間、運命は動き出す──!
愛する養父母家族のため、シウヴァの王子として
帝王教育を受けるようになった蓮と、
グスタヴォの側近として、蓮の守り役となった鏑木。
護り、守られる者として月日を重ねたふたりの間には
誰も立ち入ることができない強い絆が生まれ──!?
壮大なロマンスがついに幕を開ける!!
子供の蓮が、無断で自分の前から姿を消した鏑木を、泣きながら責めるところ。
ちびっこ蓮が健気でかわいそうでかわいくて……きゅーんときます。
思わずイラスト指定してしまいましたが、蓮川先生のイラストがまたきゅーん、です!