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かなりドキドキしてます。新作発表時はいつもドキドキしますが、今回は特にひどいです。シリーズと銘打ってシリーズを始めるのは、生まれて初めてなので。(後に引けない感、はんぱない……) |
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実はデビュー前に、日系のストリートチルドレンの少年の話を書いたことがありました。これはBLではなかったので結局お蔵入りになったのですが、いつか南米を舞台にした話を書きたい……という野望と、少年を主人公にした年の差主従ものを描きたいという萌え魂がミックスされて、今作ができあがりました。 |
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外国が舞台の場合は主人公のどちらかを日本人にするようにしています。可能であれば視点側が望ましいです。視点の思考回路が日本人のほうが、やはり読者さんがキャラに感情移入しやすく、お話にも入りやすいかと思いますので。あとはせっかくなので、舞台となる国の歴史や文化や風習を煩くならない程度に盛り込み、異国情緒を味わっていただけるようにすることでしょうか。 |
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ジャングル育ちの野生児から一転して大富豪の跡取りというような、落差のあるドラマティックな設定が個人的に好きなのです。BLは、ある意味ファンタジーでもあるので、思い切って突き抜けた設定もおもしろいんじゃないか、機会があったら書いてみたいと、かなり前から構想を練っていました。エルバは、ファンタジックな雰囲気を盛り立てる要素が欲しいなと思って出しました。ブラックジャガーを従える主人公、一度やってみたかったのです(笑) |
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蓮はもうはじめから私の中で定まっていてブレなかったのですが、鏑木には苦労しました。元軍人で「ワイルド系」というのは決まっていたのですが、私の中のワイルドと編集さんのワイルドが食い違っていて。それを摺り合わせるために、通しで2、3回書き直し、ゲラでも微調整を繰り返しました。いまにして思えば、蓮よりかなり年上で守り役でありながら主従の「従」というキャラ付けが難しかったんでしょうね。でも結果的には、自分でも納得のいくキャラクターに仕上がり、ほっとしています。 |
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今回初の試みとして、たとえば鏑木ですが、「目の色は灰褐色」「黒髪」と文中にありますが、その髪の長さなどは敢えて記さないままに蓮川先生に初稿を読んでいただき、先生のイメージでキャラデザインを造形していただくという方法を採りました。ですので、どんなキャララフが上がってくるのか私にも想像がつかず……ドキドキわくわくでお待ちしていたのですが……結果は蓮も鏑木も(ガブリエルも)想像をはるかに凌ぐ素晴らしいビジュアルをいただくことができて大感激でした! テンションが一気に上がって、彼らをこのビジュアルに見合うように魅力的に描きたいと、改稿もがんばれました。蓮川先生、本当にありがとうございました! |
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デビュー15周年を機に初心に還るつもりで、自分の根源的な萌え設定、萌え展開をがっつり詰め込んでみました。いま持てる力のすべてを注ぎ込んだつもりです。どうか応援よろしくお願いします! |
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