『銀の謀略 Prince of Silva』ならびに岩本薫先生への質問です。

5月9日にシリーズ第四作『銀の謀略 Prince of Silva』が発売になります。今の率直なお気持ちを教えてください。
	執筆自体はずいぶんと前でしたので、やっと出る〜という気持ちです。

前回のインタビューでは秘密とされていた今作のテーマカラーは「銀」でした。今作のカラーに込められた意味を教えてください。
	今巻においてかなり重要な役割を果たすガブリエルのイメージカラーです。

新たに登場したキャラクターに鏑木の元上司・リカルドにガブリエルの友人・ルシアナがいます。リカルドは潔いくらいに敵らしく、ルシアナは蓮が好感を持っためずらしい女性です。彼らの登場は今後、物語にどう関わってくるのでしょうか。
	リカルドは鏑木の宿命の敵として、ルシアナは蓮にとって大きな存在になっていきます。

物語も佳境にさしかかり、大きく動きを見せていますが、恋愛面もハラハラする展開でした。恋愛とシウヴァ家に関わるストーリーと主軸が２つありますが、巻数を増すごとにどちらもテンションがあがっています！ご執筆の際、２本の軸のバランスや内容などで気をつかっていることはありますか？
	蓮と鏑木の場合、二人の関係とシウヴァが切っても切り離せないので、その点では比較的無理なく同時進行しやすいのかなと思います。鏑木はツンデレですが、とにかく蓮が鏑木を大好きで、いつも鏑木のことを考えているので、恋愛方面も充実させやすくて助かります（笑）

前作『黒の騎士』では鏑木の身に異変がおきましたが、今作では蓮に問題が生じます。個人的に、ものすごく萌える展開でした！ですが、ご執筆される岩本先生は難しいこともあったのではないかと思います。どのような点に注意されたでしょうか？　また今後ご執筆したい萌えシチュエーションはありますか？
	鏑木の記憶障害も、蓮の目が見えなくなるシチュエーションも、どちらも私は実際に体験したことがありません。ですので想像に頼るしかなく、もし自分がそうなったらどんな気持ちだろうというところから始まり、周りはその状況にどう対処するだろうかと、周囲の対応にも想像を広げました。今後執筆したい萌えシチュ……シウヴァでかなり野望を達成したので、いますぐには思い浮かびません。

鏑木はもちろんかっこいいのですが、ガブリエルも魅力たっぷりです！シウヴァシリーズのこれまでのなかで、岩本先生の一番ごひいきのキャラを教えてください。
	ロペスとジンですかね。贔屓がモロバレな気がします。あと、久坂が好き。物心ついたときから筋金入りの脇役好きです（笑）

今年はもう１作、シウヴァシリーズが出るとお聞きしています。今作ではシウヴァ家に隠された謎や、今まで疑問だった点が明らかにされ、続きがとても待ち遠しいです！　どのような展開になるのかちらっとご紹介いただけますか？
	次作はガブリエルの謎が解き明かされます。蓮を襲う新たな試練、鏑木の暗躍もお楽しみに！

最後に読者のみなさまへメッセージをお願いします。
	シリーズも折り返しまして、まさに佳境に差し掛かっております。最後まで気を抜かず、ハイテンションで突っ走りたいと思っておりますので、どうか皆様ついてきてくださいね！　沿道の皆様の声援が執筆マラソンの支えです。今後ともよろしくお願いいたします！

『銀の謀略 Prince of Silva』ならびに岩本 薫先生への質問です。

『銀の謀略 Prince of Silva』ならびに岩本薫先生への質問です。