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今回の内容に関してはもうずっと以前から決めておりましたので、やっと皆様にもお届けできるな〜という気持ちです。長らくお待たせしてしまいましたが、そのぶん、魂を込めて執筆しました。お楽しみいただけるとうれしいです! |
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タイトルに色を盛り込むことはこのシリーズの約束事ですので、プロットを立ててから、その巻の主要登場人物に当てはまり、かつ物語全体を暗喩するような色を探して、タイトルに組み入れています。 『碧』はシウヴァ家の当主の証である指輪の色(エメラルドグリーン)であり、シウヴァの直系が持つ瞳の色、つまり『シウヴァ』そのものを示す色です。また、ジャングルの碧(緑)にもかけてあります。『碧の王子』は主人公の蓮を表していますが、シウヴァの王子であり、ジャングルの王子でもあるというダブルミーニングになっています。 『青』は、物語に絡んでくる重要なキャラクターであるガブリエルの瞳の色。そして蓮の若さ(青さ)を示しています。『青の誘惑』は、ガブリエルと蓮の両人がそれぞれのターゲットを誘惑する意味を込めました。 『黒』は鏑木のテーマカラーで、『黒の騎士』は鏑木を表していますが、同時に『黒』は夜のジャングルをも表しています。三巻は、この夜のジャングルが、蓮と鏑木の運命を変える重要な舞台になっています。 |
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主人公の蓮が、はじめに考えていたより、鏑木を好きな気持に一途で押せ押せタイプになって……当初の予定ではもうちょっとツンデレっぽいつもりだったんですが(笑)。こんなにまっすぐ人を好きになることは、現実世界ではなかなか難しいのではないかなと思いますね。ジャングル育ちから一気に「シウヴァの王子」となり世間ずれしていないので、すごく無垢なのかもしれません。対する鏑木は、責任感も強く大人なので、蓮の一途なアタックに懊悩するわけですが、個人的に我慢攻が大好物なので、彼の苦悩はとてもおいしいです(笑)。シリーズとしては、脇キャラに女性も多く出てきますし、人種や年齢も様々で書いていて楽しいです。あともちろんブラックジャガーのエルバ。彼はシリーズのマスコットであり、私の癒やしです! |
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残念ながらアマゾン流域はまだないのですが、アジアの熱帯雨林のジャングルには何度か行ったことがあります。リアルではありませんが、ジャングルが舞台の映画は大好きで、「アナコンダ」など、何度観たかわかりません(笑)。先日、映画の「ジュラシック・ワールド」を観ましたが、こちらも素敵なジャングルでした〜。 |
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はじめての○○ネタでしたので、いざ書き始めると(これでいいの?)(ツボ外してない?)(大丈夫?)と試行錯誤の連続でした。おもしろく書けているといいのですが。 |
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テーマカラーはすでに決まっていますが秘密です(笑)。お話としては3巻で折り返し、4巻からはシリーズ後半に入ります。新しい登場人物も出てきますので、お楽しみに〜。 |
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今後は年一刊行よりはペースが早くなる予定ですので、二十周年までには片をつけられるのではないかと。シリーズの全体構想はざっくりとできあがっております。でも、キャラが好き勝手に動きがちなので、狙っていた場所に着地させられるかは謎……(笑)。 |
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Prince of Silvaシリーズ3冊目「黒の騎士(ナイト)」が発売になりました。この巻で、蓮と鏑木の関係は大きく変化します。シリーズ前半の山場と言ってもいい巻だと思います。とりわけ今巻は恋愛部分にフィーチャーしたストーリー展開になっているかと思いますので、ラブシーン含め、そのあたりも楽しんでいただけましたらうれしいです。そして今回も、蓮川先生のイラストが身震いするほど美しいです。そちらもどうかお楽しみに! |
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